走るスピードとパワーが魅力のウマは、性格がおだやかなことから昔から家畜として人と密接にかかわってきました。皆さまは乗馬を通して親しみを感じる事が出来る動物です。こちらのページでは馬の種類、毛色、仕草など「知っておきたい馬のこと」をご紹介いたします。
馬は草食動物で、社会性の強い生き物でかつ大人しく優しい動物です。
しかし、大きな体とは対照的に臆病な性格も持ち合わせています。そのため、 触れ合う時は優しく声を掛けながら接してあげましょう。乱暴だったり粗雑に接すると人間に対して敵意を持ってしまいます。馬に接する時には、馬の気持ちを考えながら接してあげましょう。
馬の主な毛色に、鹿毛、黒毛、黒鹿毛、青毛、栗毛、栃栗毛、芦毛など14種のパターンがあります。
こちらでは、よく見る馬のパターンをご紹介します。
鹿毛
(かげ)
体全体が茶色くタテガミや尻尾の毛が黒い馬です。
黒鹿毛
(くろかげ)
鹿毛に比べて黒みを帯びています。
青鹿毛
(あおかげ)
黒鹿毛よりもはっきりと黒い馬です。
栗毛
(くりげ)
体全体が茶色い馬です。
芦毛
(あしげ)
体全体が白いです。仔馬の頃は黒かったりしますが、加齢とともに白みを増していきます。
馬の種類は5つのパターンに分かれています。
(軽種、中間種、重種、ポニー種、在来種)
それぞれに特徴や体のつくりが違い、各パターンに合わせた仕事があります。
乗馬として乗る機会があるのは、軽種、中間種、ポニー種、在来種が多いです。重種ばんえい競馬や馬車を曳くために用いられます。
軽種
瞬発力に長けていて走るスピードが速いです。
サラブレッド
アングロアラブ
など
中間種
軽種と重種の中間で温厚な性格で軽快な走りが特徴です。
重種
大人しい正確で、力持ちです。
ポニー種
体高147㎝以下の小さな馬です。温厚な性格で賢い馬です。
在来種
日本古来よりいる馬の種類です。大きさはポニー種に近いです。
馬の耳は感情を表すと言われています。馬にも感情があり、感情によって耳の向きが変わります。馬に接するときは常に耳をみて感情をくみ取ってあげましょう。
因みに「馬の耳に念仏」ということわざがありますが、馬は賢い動物です。人間の声によって馬も人間の感情をくみ取ります。優しく声を掛けてあげましょう。もちろん、話すことはしませんが人間の言葉で何を求められているか学習もしますよ。
耳が横に向いている時
リラックスしているときや、寝ているときに横に向いています。
この場合はゆっくり優しく頬から撫でてあげましょう。
耳を後ろに向けている時
怒っている時、威嚇している時は耳を後ろに伏せます。
この場合は、触らずに待ってあげましょう。怒っているときに触ると噛んだり蹴ろうとすることもあります。基本的には優しい生き物です。少し待ってあげると耳は元通りになります。
耳を前に向けている時
何かに集中している時、警戒している時など馬がナーバスな精神状態の時になります。
この場合も優しく声を掛けながら撫でてあげましょう。